UAV

山陰の大地を空から測る

UAV

UAVによるレーザー計測により、
短時間で高密度な3次元データを取得します。

無人航空機(UAV)にレーザースキャナを搭載し、地形の面的な形状を示す3次元点群デ-タを得る計測を実施します。

UAVレーザー

LiDAR(Light Detection and Ranging)技術

UAVレーザーは、LiDAR(Light Detection and Ranging)技術を用いて高精度な3次元点群データを取得する測量手法です。地形や建造物、植生の密度などを詳細に測定でき、測量やインフラ管理に役立ちます。 この技術を活用することで、広い範囲を短時間で測量できるため、地上測量や航空レーザ測量と比べて中規模エリアのデータ取得を迅速に行うことができます。特に、山間部や災害現場など、人が立ち入りにくい場所でもデータを取得できます。また、レーザーの特性により、樹木や草地を透過し、地表面の情報を取得することが可能です。これにより、森林地域の地形や地すべりの調査などにも活用されています。

さらに、GNSS(全球測位衛星システム:Global Navigation Satellite System)IMU(慣性計測装置:Inertial Measurement Unit)による位置情報の補正機能を備えており、高精度な測量データを得ることができます。UAVの機動性を生かし、都市部の狭い場所や山岳地帯、災害発生地域など、従来の手法では困難であった環境でも活用が進んでいます。

UAVレーザー
レーザー測量による地形の点群データを取得
レーザー測量による地形の点群データを取得 レーザー測量による地形の点群データを取得 レーザー測量による地形の点群データを取得 レーザー測量による地形の点群データを取得

現場作業の省力化、作業日数短縮、現場作業における危険回避

  • 通常の平面測量では10日程度作業日数を要するところ、3日程度で現場作業完了。
  • 若手技術者が不足する中、急斜面での作業等、現場における危険を回避。
UAVレーザ測量に用いるUAVレーザ機材
GNSSアンテナ受信機
機器名 APX -15
観測間隔 1秒以下
受診周波 2周波
IMU
機器名 APX -15
測位精度(m) 0.02以内
速度精度(m/sec) 0.015以内
姿勢精度(deg) 0.025以内
方位精度(deg) 0.080以内
出力レート 200Hz以上
レーザ測距装置
機器名 Livox AVIA
計測精度 ±0.02m以内
最大計測距離 450m
パルスレート 240kHz以上
レーザ照射角 70.4 °(水平)×  4.5 °(垂直)
レーザ拡散角 0.28°(垂直)×0.03 °(水平)
マルチパス 3
UAV機体
機器名 Matrice 300 RTK
飛行可能時間 25分以上
自動飛行機能 あり
最大飛行対地高度 5000[m]
運行可能最大風速 15[m/s]
UAVレーザ計測に当たっての標準的な計測諸元
対地高度(m) 70m
レーザ照射角(°) 70.4 °(水平)×  4.5 °(垂直)
コース間重複率 50%
パルスレート(kHz) 240kHz
計測点間距離(cm) 5cm
計測速度(m/sec) 7m/sec
コース延伸距離(m) 20m

取得データ例

断面図
断面図
3Dイメージ 上部
3Dイメージ 上部
3Dイメージ 拡大
3Dイメージ 拡大

特徴

一度のフライトで短時間で正確なデータを取得

UAV は1度のフライトによる観測で、地形図、縦断図、横断図に必要な単点の位置及び標高の取得が可能です。

一度のフライトで短時間で正確なデータを取得
従来の計測方法

「縦断計測」・「横断計測」・「地形計測」3種類の計測を作業員が人力にて行う。

従来の計測方法

ICT技術の全面的な活用に対応します

UAVを用いた起工測量~出来形管理用データ作成までを行います。
また、災害現場や測量困難箇所での計測及び観光用動画の撮影、ゴルフ場のコース案内等、幅広い活用方法をご提案します。

ICT技術の全面的な活用 ICT技術の全面的な活用 ICT技術の全面的な活用

フライト動画