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ビオトープ勉強会 番外編

 今年6月から、某・桑野部長の企画・発案で、社員有志8名による「ビオトープ勉強会」がスタート!その番外編として、7月22日に「美保神社のヒメハルゼミ観察会」、7月24日には「忌部高原で昆虫採集」のイベント体験を行いましたので紹介します。

しまねレッドデータブックに準絶滅危惧種として記載されているヒメハルゼミは、神社の社叢など鬱蒼と茂る照葉樹林に局所的に生息する小型のセミです。特に夕方、一斉に合唱する習性があり、その鳴き声は「森が鳴く」とも表現されます。7月中なら美保神社の境内でヒメハルゼミの合唱が聞けるはず!という昆虫大好きO氏の提案(思いつきともいう)により、22日16:30の小雨降る中、会社から美保神社に向かいました。現地に着くころには雨も上がり、なんとか「合唱」も聞くことができました。また、高木の樹冠で鳴く本種成虫を見つけるのはまず無理!と知ったかぶりのO氏でしたが、参加の女性3名は、羽化殻や生きた♂♀などを次々に見つけ、O氏の面目丸つぶれでした。車に帰る道すがら、島根大学とのコラボで古民家再生の実証実験を進めている、旧美保館にも足を延ばし、石畳の路地を散策しました。

 

 

 

 

 

 

 

24日は、小学生親子を対象とした自然観察イベントに参加しました。朝9:00に忌部自然休養村の駐車場に10組の親子が集合!隣接するキャンプ場で1時間ほど昆虫採集を行いました。キャンプ施設の壁では羽化中のヒグラシ♂を発見し、神秘的な羽化の様子を子供たちと一緒に観察しました。その後、近くの豪農屋敷に採集した昆虫を持ち寄り、図鑑の写真を手本にしながら、参加親子の方々と一緒に標本づくりを行いました。